子どもの心のケア
バンクーバーでとても胸が痛む悲しい出来事がありました。
亡くなった方々やそのご家族・ご友人の無念や憤り、悲しみを想うと言葉もありません…
怪我をした方々が回復して、
被害に遭われた方やその場に居合わせた方達が
心の平穏を取り戻せますように…
事件や災害のニュースに際して、子どもたちのためにできること
子どもたちのためにできること
・「今、ここ」で安全であることを伝え続ける
・感情を否定せず「怖かったね」と受け止める
・日常のルーティンを守る
・子どもの質問には年齢に合わせて誠実に、でも必要以上の詳細は避ける
・ニュースの映像を繰り返し見せない
・一緒に体を動かしたり、ハグや背中をさするなどスキンシップで安心感を伝える
子どもたちは大人の反応を見ていますので、大人自身のセルフケアがとても大切です。
私たち自身が安心感を取り戻すためにできること
・ゆっくり深呼吸(長めに吐く)
・足の裏で床をしっかり感じる
・周りをゆっくり見まわす
・好きな香りをかぐ
・温かい飲み物を飲んだり両手で包む
*心臓がドキドキする、呼吸が浅くなる、思考が止まらない、なんとなく怖いなど、不安を感じるのは自然なことです。
怖いニュースに際して子どもをサポートする方法
by Child Mind Institute
- 子どもに何が起きたか知っているか尋ね、正確な情報を年齢に合わせて提供する
- 子どもの質問に率直に答えるが、不必要に怖い詳細は避ける
- 子どもの感情を認め、安心させ、今は安全であることを伝える
- ニュースの視聴を制限し、特に幼い子どもは衝撃的な映像から守る
- 子どもが自分の気持ちを表現できる機会を作る(話す、絵を描く、書くなど)
- コミュニティを助ける方法を一緒に考え、前向きな行動を促す
- 日常のルーティンを維持し、安心感を与える
- 子どもが心配事を表現する場合は真剣に受け止め、過度に不安を感じている場合は専門家に相談する
- 親自身も自分のケアを忘れず、子どもの前では落ち着きを保つよう努める
(参考:Helping Children Cope With Frightening News, Harold S. Koplewicz, MD, Child Mind Institute)
みなさんとお子さまが安心感を取り戻せますように。